当店で書いている内容はすべて「そう言われている」ものの一説なので人によっては違う意見もあることを踏まえて、最終的には個人で真偽の程をご判断ください。
以前骨盤の重要性についてのお話しをしましたが、今回は関連性の深い股関節のお話しです。
老化は股関節から?
最近なんでもないところでつまずいたりすることが増えたんだよね
それ股関節が老化してきてるかもねぇ
歳とってきたってことか・・・
でもなんで股関節なの?
老化は股関節から始まるって言うからね
なぜ股関節から老化が始まるのかというと、単純にアクティブな動きが歳をとるにつれて少なくなってしまうというのが大きな理由です。細かく見ると
- 座る時間が長い
- 歩く時間が短くなっている
- 運動する機会がない
といった理由から股関節周りの筋肉が衰えて動きが悪くなってしまいます。動きが悪くなることで下半身の筋肉の衰えや腰痛になったり肉体年齢の老化が始まってしまいます。
逆に言えば股関節周りの柔軟性が高まればある程度の若さが保てると言うことにもなります。つまりは股関節からのアンチエイジングです。
股関節の役割
股関節は上の図のようにかなりたくさんの筋肉が付いていて骨盤と連動して下記のようなことが出来るようになってます。
- 立つ
- 片足で立つ
- 座る
- 上半身を支える
- 歩く
- 走る
といった役割を基本としてジャンプしたりボールを蹴ったりスケートボードやローラースケートに乗ったりすることが出来ます。
股関節と骨盤を連動させて膝でバランスをとって上半身のバランスが崩れても支えられるようになっています。
このように人が活動するために必要な動きを全般的に担っているので股関節の役割は非常に重要なものになります。
股関節が老化しないようにするための努力
股関節の老化は大変なことになるってのがわかったよ
老化しないために何をしたらいいかな?
老化しないための努力の方向を見てみよう
簡単なものでも続ける事が大事だね
歩く努力
まずは基本の基ですね。とりあえず歩きましょう。
一時期言われていた1万歩を目標にして歩く人もいるかもしれませんが、最近だとこれは歩き過ぎという話しもあります。
今までこれだけ歩けと言っておいて実は歩き過ぎかも?ってのはちょっと勘弁してほしいですね。
最終的には個人差があるということですが、連続して歩く事を前提として少なくとも4000歩、そこそこ元気な人で8000歩くらいが良いとされています。
歩数とかペースとか細かいことを気にしないでやるとしてもとりあえず30分くらい歩く習慣があるといいかもしれません。
出来れば歩くときにはなるべく歩幅を大きくしたり、歩くコースに階段の登り降りも入れて安全面に配慮しながら上りは1段抜かしで股関節を大きく動かしたほうがいいですね。
「いっぱい歩いてるよ~」っていう人は疲れをとる方向に努力をしましょう。
疲れをとる努力
疲れてくると動くのが面倒になったりしてぐったりしてしまいます。
お仕事をしている人で休日は家でぐったりしているというお話しも結構聞きます。
確かに人は寝ている間に疲れが回復するように出来ているので、ぐったりして一日の大半を寝て過ごすというのも疲れをとるための方法としてアリですが、効率を考えるとあまり良いとは言えません。
ということで効率よく疲れを回復するための方法を見てみましょう。
お風呂とか温泉とか
お湯に浸かるのは疲れをとるのに最適です。気持ちいいですしね。
普段家でお風呂に浸かっている人は温泉施設に行って広いお風呂にゆっくりと足を伸ばして入ると気分転換にもなるのでおすすめです。
どうせ家でぐったりと過ごすのなら温泉施設に行ってぐったりしたほうが有意義な気がします。
軽い運動
疲れているからこそ身体を動かすことが重要になります。上に書いた歩くのも良いですし、下記のストレッチをやっても良いですね。疲れた身体をちょっとだけ頑張って動かしてあげることが疲れをとることになるので、ぐったりしたい気持ちと戦ってなんとか動いてほしいですね。
ストレッチ
ストレッチをすることで血液やリンパ液の流れが良くなって疲れが回復しやすい身体になります。
股関節に限らず全体的に疲労の溜まりやすいところをストレッチしたほうがいいですね。
普段の生活でデスクワークをしている人や営業の人、肉体労働の人、主婦など家庭のことを主にしている人など実に様々です。やっていることが違うので当然のことながら疲れが溜まるところも違います。
なので、それぞれが疲れの溜まったところに対してのストレッチが必要になってきます。
足が疲れたらふくらはぎや太ももや股関節のストレッチ
肩が疲れていたら首肩や肩甲骨周辺や胸の筋肉のストレッチ
腰が疲れていたら骨盤や背部のストレッチ
でも面倒ですよね?なんか簡単なのないのかな?そうラジオ体操だね。ラジオ体操は前に説明ましたがストレッチの一種になります。全身の動きが3~4分程度で効率よく動かすことが出来ます。第2までやっても7分くらいです。朝晩の2回くらいもしくは朝昼晩の3回くらいやれると疲れの溜まり方や取れ方が違ってくるかもしれません。
ちなみに股関節のストレッチで180度開脚を目指すようなストレッチは怪我をするリスクが大きいのでやらないほうが良いでしょう。
人間の股関節の自然な開脚は90度と言われているので2倍広げようとしていることになります。無理しているというのがわかりますよね。
ということで簡単なストレッチを少し紹介します。
1つ目のイラストは足を広めに膝を曲げて股関節を伸ばすストレッチです。両手を置いて肩を中に入れるようにすることで左右の股関節を伸ばします。それぞれ10秒くらいやると良いです。
2つ目のイラストはおしりの方の筋肉を伸ばすストレッチです。こちらも左右10秒ほどやると良いでしょう。
股関節の前のほうが詰まっているような感じがしたら下記リンクの股関節前面のストレッチをやると良いですね。
やっぱり歩くってのが大事なんだね
そうだね、出来るだけ階段の上り下りも股関節を動かすのを意識してゆっくりでもいいからやれるといいね
まとめ
あまり動かなくなったり運動する機会が減ることで足腰が衰えていくことで股関節が老化していきます。
そこでなるべく衰えないようにしっかりと歩く機会を作りましょう。
歩いたことによって疲れも溜まるので、それらはラジオ体操やストレッチでなるべく疲れを残さないようにしましょう。
日常生活の中でもウォーキングでも出来るだけ階段を使って股関節を大きく動かすことを意識しながら登り降り(特に登り)しましょう。
歳をとって足が衰えて歩けなくなっていくことで急激に老化します。健康的に歳をとるために出来るだけ衰えないように努力することが大切ですね。
元気な年寄りを目指して頑張っていきましょう!
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