当店で書いている内容はすべて「そう言われている」ものの一説なので人によっては違う意見もあることを踏まえて、最終的には個人で真偽の程をご判断ください。
人間の体は絶妙なバランスで動いているので、どのパーツも必要なものばかりなのですが、その中でも腕を器用に動かすための「肩甲骨」と足をバランス良く動かして歩いたり走ったりするための「骨盤」はものすごく重要なパーツになります。
「肩甲骨」のお話しは前回したので今回は「骨盤」のお話しになります。
まずは骨盤の役割から
上のイラストの青い四角の中が骨盤の中にある臓器になります。肺や心臓なら肋骨に守られているように腸と男性なら膀胱、女性なら子宮が骨盤で守られています。生物的に割と大事なものは骨で保護している感じです。
付いている筋肉も肩甲骨同様かなり多くくっついているので、腕ほどじゃないけどそこそこ足も骨盤と連動していろんな動きが出来るようになってます。立つ・座る・歩く・走る・階段を登る・片足で立つ・身体を起こすといった動くために必要な動きの殆どが骨盤によって行われているんです。
骨盤の重要性
先程も言いましたが、内臓の保護と動くために非常に重要な骨が骨盤です。結構いろんな動きが出来るので肩甲骨のところでもいいましたが、いろんな動きが出来るということはそれだけ動くための筋肉のバランスが悪くなるとどこかしらに弊害が出るものです。
骨盤が歪むと影響するのが当然のことですが内臓の働きと足の動きと姿勢になります。
- 歪むことで内蔵の位置が正常ではなくなり、守られているはずの内臓の動きが鈍くなってしまいます。
- 歪むことで正常な足の動きが出来なくなり関節などに負担が増えて歩くだけでも身体を痛めてしまう。
- 歪むことで背骨のカーブが正常ではなくなり猫背や腰椎ヘルニア、側弯といった体幹の歪みが出てしまう。
- 体幹が歪むことで肩の高さが変わったりして首や肩こり、肩甲骨の動きなどが悪くなったりする。
上記のように骨盤の歪みが全身に影響するのでかなり重要なんです。
骨盤が歪む原因
歪んだら大変な骨盤なんですが、先程書いたとおり歪みやすいのが厄介なところです。では具体的に何をしたら歪むのかをここではいくつか紹介したいと思います。
利き手や利き足というのがあるように人間は左右の手や足を均等に使うことが出来ません。なので立っている時や座っているときも左右どちらかの足やお尻に重心があったり、歩いたり走ったりするときには左右どちらかの足を軸にしていたりします。それによって側弯になったりします。
左右だけでなく骨盤は前後にも歪みます。つま先に重心があったりかかとに重心があったりすることや、座っているときにも前かがみに座ることが多かったり足を投げ出すような感じで座ったりすることで前後の歪みが出てきます。それによってガニ股や内股で歩く人になったり、猫背や反り腰になったりします。
それ以外にも日常の様々な動きが歪みに繋がります。パソコン作業のときに足を組んで座る、重たいバッグを肩にかける、車の運転といった当たり前のようにしている行動が歪みを作っているのです。
骨盤を歪ませないようにするには?
左右の手足を均等に使ったり変な座り方をしないというのが対処法ですが実際はそんな事できないので、日常生活の中でほんのちょっと気をつけるというのが現実的な対処法になります。
ではどんなことをほんのちょっと気をつけたらいいかというと座るときに足を組まない、立っているときには左右均等に重心を乗せる、靴を履くときやズボンを履くときの足をいつもと逆の足にする、歩き出す足をいつもと逆にするといったことをほんのちょっと気づいて直してみるのを出来るだけ頻繁にやれるようにするのが良いです。
骨盤のエクササイズを1個だけ紹介
日常でほんのちょっと気をつけるのも大事ですが、すでに歪んでしまっている場合はそれに加えて歪みを戻すためのエクササイズをやったほうが良いです。世の中にはたくさんの方法があるので、「骨盤 歪み」と検索するといろいろなやり方が出てきますが、ここでは簡単なものを一つだけ紹介します。
- 両足を前に投げ出して床に姿勢良く座る
- 両手を床と平行に前に出す(画像1)
- 右手と右足を同時に前に動かす(画像2)
- 左手と左足を同時に前に動かす(画像3)
- 3と4を繰り返して10歩ほど歩く
- 右手と右足を同時に後ろに動かす
- 左手と左足を同時に後ろに動かす
- 6と7を繰り返して10歩ほど歩く
1から8までを3セットほどやると骨盤が整いやすいです。
いたずらに動画を作ってみました。
まとめ
重要なパーツでありながら歪みが起こりやすい「骨盤」。日常のちょっとした動きで歪んでしまうということはそれをほんのちょっと気をつけるだけでも歪みの対策になります。
ほんのちょっと気をつけてどうにかなるのはあくまでも予防であり歪みを整えることではないので、あまりにもひどい場合は簡単なものでもいいのでエクササイズをやったほうが良いということです。
このサイトでも紹介していこうとは思いますが、困ったらgoogleさんやyou tubeさんで調べると様々なやり方が出てくるので参考にしながら歪ませないように頑張りましょう。
でも無理して身体を悪くしないように気をつけましょう。やってて違和感があったらすぐやめるのも勇気です。
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