当店で書いている内容はすべて「そう言われている」ものの一説なので人によっては違う意見もあることを踏まえて、最終的には個人で真偽の程をご判断ください。
前の方に書いたブログで肩甲骨の役割や固まりやすいというお話しを書いたわけですが、それをどうにかしようというのが「肩甲骨はがし」です。
なんかひと昔前に「肩甲骨はがし」ってよく聞いたよね
最近はそんなに聞かないから流行りとしてはオワコンっぽいね
でも流行りが終わっても効果は終わらないんで
じゃあ今更っぽいけど「肩甲骨はがし」説明して~
今更だけど説明するよ~
「肩甲骨はがし」とは?
メリメリメリッって音がしてバリッと剥がされる感じを想像しちゃって怖いイメージなんだけど?
わりとそう思っている人もまだまだいるみたいだね
実際は自分でやる場合にはどうとでもなるし、人にやってもらうのも無理やりやるような人はそんなにいないはずなんで、想像するよりもいくらかマシだと思うよ
肩甲骨はがしは痛いのかな?
以前書いた記事の「筋膜リリース」のときに筋肉はみかんのように薄皮や白い筋(すじ)で包まれているという説明をしました。
何らかの理由で動きが悪くなると薄皮や筋(すじ)と筋肉がくっつくような感じで硬くなってしまいます。
それを動けるようにするのが「筋膜リリース」というものです。
「肩甲骨はがし」も基本的にはこの「筋膜リリース」で肩甲骨周りの筋肉を動かしやすい状態にします。セルフで行う体操などはほとんどこのリリースさせる方法なので基本的には痛みは出ません。五十肩などがある人には向いていないことが多いのでやれる範囲で対処しましょう。
整体やマッサージ屋などでもやっているところが増えましたが、人にやって貰う方法でも基本的には痛くするようなことはないです。見た目は痛そうなんですけどね(笑)
人によってちょっと痛い場合もありますが動きが悪いところを動かす際の痛みなので一時的なものだったりします。
肩甲骨をはがしたらどんな良いことがあるの?
痛くないのはわかったんだけど、どんな人が「肩甲骨はがし」をやったらいいのかな?
やったほうが良い人をメリットから見てみよう
※個人差があるので下記メリットはあくまでも可能性のお話しになります。望んだ結果にならないということも含めてご理解ください。
- 肩首のコリ解消
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肩甲骨にくっ付いている筋肉は多いので多くのコリの原因になっているので解消されやすいです
- 血行促進
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筋肉が緩むことで血行も促進されます
- 姿勢改善
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前後や左右の筋肉が緩むことで姿勢が良くなります
- 肥満解消
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筋肉が動くようになり血行が促進されることで代謝が良くなるので肥満解消しやすい身体になる可能性があります
- 疲労回復
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代謝が良くなるということは疲労も回復しやすくなります
- アンチエイジング
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これも代謝が良くなるので細胞全体の入れ替わりが活発になることで、身体年齢が年齢以上に老けていた場合に年齢並かちょっと若返ったりする可能性があります
ストレッチや運動、マッサージなどでも多分同じような答えが出るので今後も同じようなメリットを他のテーマでも書くと思うので覚えておくと良いかもしれません。
上に書いたようなメリットがあるといいなと思ってたら「肩甲骨はがし」をやったほうがいいかもね
結構魅力的な効果があるんだねぇ
逆にやっちゃダメな場合ってのもあるのかな?
大抵のことはメリットがあればデメリットもあるものだからね
それじゃあ次はデメリットを見てみよう
肩甲骨はがしをやっちゃダメな場合は?
肩甲骨はがしをやったときのメリットは大きいですが、逆効果になったりすることもあるので
- 五十肩などの年齢肩の人
-
はがす体操や整体などでの施術の際に肩の位置を正しい形にすることが出来ないので、無理にやると逆に痛めます
- 強引にはがす人にお願いしてしまった
-
これは運としか言えないので、口コミなどで他人の評価を聞いたりして情報を得ても自分に合うとは限りません
こればかりは体験してみるしか無いですね
強引にやることで筋(すじ)が伸びてしまったり逆に筋肉の緊張がひどくなる場合があります - 首・肩周辺に手術歴がある人
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どこを痛めてどこをオペしたのかにもよりますが、念のため無理な「はがし」はやらないほうが良いでしょうね
肩甲骨周りは柔らかくなったけども・・・といった結果になりかねません - 骨粗鬆症の人
-
骨をガッツリつかんだりするので骨が脆(もろ)い場合はその刺激でちょっと壊れてしまうこともあるかもしれません
- そもそも肩甲骨が硬くない
-
硬くないならやらないほうが良さそうです。運が悪いと身体を痛めるかもしれません
首肩まわりに気になるものがある場合や骨が脆い人はやらないが正解です。人にやって貰う場合はほんのちょっと強引な方法だったりもするので気になることがあるならやめておきましょう。
怖さもあるけど普段自分でやれることはやりたいな
そしたら次は簡単なエクササイズを紹介するよ
自分で出来る簡単?なエクササイズをご紹介
道具を使わない簡単なエクササイズ
こちらは結構有名なエクササイズになると思います。みなさんもどこかで見たことあるかもしれません。
- 指先を肩の付け根に置く
- 図のように前に回す(20回くらい)
- 同じように後ろに回す(20回くらい)
回数は説明する人によって10~20くらいの幅がありますが、個人的には最低でも20回は回したほうが効果的な気がします。
動画も作ってみました
1分で出来る「肩甲骨はがし」
タオルを使ったエクササイズ
下記説明はイラスト的に逆っぽくなりますが気にしないでくれると助かります。
- 肩幅でタオルを持つ
- そのまま頭の上まで手を挙げる(イラスト右)
- 首の後ろまで手を下げる
- 10秒ほどキープ
- 2~4まで10回ほど繰り返す
なるべく力(りき)まずにできる限り身体をリラックスさせて伸ばしてあげると良いです。
ストレッチポールを使ったエクササイズ
ストレッチポールは一家に一台は欲しいアイテムかもしれません。安いものでも良いので持っているとなにかと役立ちます。
ウレタンのような素材むき出しタイプは安いのですが、長く所持していると素材がカサカサになってしまうので(経験済)買うならカバー付きのほうが良いと思います。
- ポールの端っこに頭が乗るように仰向けに乗ります
- 膝を曲げて足をつけると腰に負担がかかりません
- 両手を広げて手の甲を床につけます
- 手を広げたまま手の甲で床を拭き掃除するような感じで頭の方から腰の方まで大きく動かします
- 20往復くらいやると良い感じになります。
お店に来たお客様でストレッチポールの上に仰向けになったまま寝入ってしまうという人もいました。
よほど疲れていたか縮こまった身体が伸ばされて気持ちよくなって眠気が出たんでしょう。それにしても器用なことです(笑)
いろんなやり方があるのでここで紹介した方法以外にもたくさんあるので調べてみて、自分に合ったやり方を見つけてみても良いかもしれません。
当然肩甲骨のお話のときに紹介したマエケン体操も効果的です。
まとめ
いろんなやり方があるんだねぇ
全部やってもいいし自分の好みのものだけやってもいいね。
大切なのは「行動すること」だからね
あれこれ考えたり不安になったり面倒くさいとかあるけど
「いいから動けよ」ってことだね
それがなんだかんだで難しい・・・
基本的にはやるべきことだけどやっちゃダメなことも意外とあったね
「肩痛いから肩甲骨はがそう」って安易に考えると痛い目にあうから
何が良くて何が悪いのかちゃんと考えよう
体に良いことをしようとして逆に悪くすることもあるのか・・・
怖いからちゃんと情報を集めて判断しないとね
メリットとデメリットをしっかりと把握して自分で答えを出して、わからなければ専門的な人に聞くのが良いのですが、研究が進むとそれまで正解だったものがNGになる場合もあるので難しい話です。
判断材料としてエクササイズもそうですが整体などでも嫌な痛みというのがあったら、中断したり止めてくれと言えたり行動する勇気が必要です。身体を大事にしながら適切に痛めつけてください(笑)
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